えーこの回から最終回までは新連載当初にあった構想(ピース)を引き出しの中から取り出してはパズルで繋げていく作業が多かったです。

ネタはあれども思った通りに進まないのが連載という魔物。

描き進めていくと全然違う方向行くやんけ!?と私もライブ感を楽しみつつ。

絵面としては描きたかったシーンをじゃんじゃんかけて楽しかったですね。笑

ニューヨークからシンガポールに駆けつける、という、このエピソードも本来なら5話でやる予定の話でした。

前にも話しましたが2話、3話あたりでシンガポールに舞台が飛ぶ予定だったので笑

シンガポールの有名、、というかシンボル的な橋があるのですが、2人はそこで感動の再会をする予定でした。

…まあ描かなかった話をしても意味ないですが笑

甘い言葉はおいておいて、行動で示されたらやっぱり好き〜ってなっちゃいますよね。

やっとレミが心開いた瞬間。

私は主人公の自己陶酔のシーンはカット(最低限にとどめるよう)するよう意識していて、特に八重はかなりモノローグを削っていた部分があります。

対してレミはそれに比べると多めだったりするのですが、今回はレミの弱さを吐き出す意図で描きました。

父へのコンプレックスが彼女を突き動かす原動力だったのですが、読者さんで共感してくれる人はそんなに多くはないんじゃないかなと思い今まで描くのはためらってました。

でもこういう吐露、描くのは楽しいーーー。

結果私が自己陶酔しちゃってんじゃんって話です。笑

そしてラストシーンでるり子に罠にはめられるシーンも当初から構想があったのでやっと描けたーーー!という達成感でいっぱいでした。

ここはしてやられた淳さんですが、、、ここは、ここだけはるり子に華を持たせてもいいだろう、という判断です。